心に残る。記憶に刻む。思い出のワンシーン。『Club NISMOフォトコンテスト』結果発表!
『Club NISMO フォトコンテスト』へのたくさんのご応募、ありがとうございました!
NISMOアンバサダーの柿元さんが選んだ、優秀作品1点と入選作品4点を発表いたします。
応募時にいただいた撮影者のコメントと、柿元さんからの選評も掲載いたします。
亀井修さん
2019年8月4日 富士スピードウェイ「コカ・コーラコーナー」
毎年、終盤この場所で火花や赤いブレーキローターを狙っています。今年は、コロナの影響でレース写真が撮れなくて残念です。
過去の写真を整理しながら次回に向けての準備中です。よろしくお願い致します。
柿元邦彦 評 |
葛飾北斎の名作「駿州江尻」は、目に見えないはずの「風」の動きを人物や景観描写でとらえているが、この作品にはレーシングカーの速さを左右する空力性能の大切な要素である、目に見えない「空気」を切り裂く様子が写し込まれている。この点だけで優秀作品の価値ありと判断した。 |
棚網昭彦さん
1998年6月7日 ル・マン24時間レース
スタンドで日産の旗を振りつつ応援する中で、僅かな時間でしたがテルトルルージュからユーノディエールまで390を撮りにサルテを歩き回りました。さすがにユーノディエールには近づけませんでしたが。6月7日(日)撮影場所はダンロップブリッジ下になります。当時はまだフィルム撮影で、今回写真からの取り込みのため、あまり良い状態ではないですが、自分としてはサイドの汚れが激戦を物語る390をどうしても撮りたく、一周逃すとなかなかやってこない中でフレームに収まった執念の一枚になります。日産を応援する長い人生の中でも、最高であり続ける思い出の日です。
柿元邦彦 評 |
日産のルマン史上最高位の1998年総合3位R390の激闘の様子が、拭き取られて輝く32のゼッケンナンバーで分かる。高速サーキットでギリギリまで削り取ったドラッグもウイング角度が示している。関係していた我輩も長年の苦闘の結果だったし、作者もシャッターチャンスの少ない広大なサーキットで何とか捉えた1カットであろうから心情的には一押しだったが、私情を排し、入選作にとどめた。 |
岡本峻弥さん
2015年 SUPER GT Rd.2 富士スピードウェイ
チェッカー後のGT500 2位のカルソニック号 レースを盛り上げたS-Road号 GT300で優勝したゲイナー号が隊列を組んでパレードランをしていたところを撮りました。GT-R好きの自分としてGT500 GT300のどちらともGT-Rが1位だったので一番嬉しかったです。
柿元邦彦 評 |
2015年Rd.2 富士戦で、GT500、GT300共に表彰台1,2位を獲得し、文字通りGT-R祭りとなったレースチェッカー後のパレードラン。対角線上に並ぶGT-Rが後方からであるが故にとても誇らしげである。 |
大野宏道さん
2019年11月3日 ツインリンクもてぎ(2019年の最終戦観戦時)
我が家の3兄妹。大の日産ファン!500クラスの4台に精一杯に旗を振り、声援を送っていました。
柿元邦彦 評 |
日産大ファンの3兄妹、大人になってもずーっと日産ファンで居てね。そして愛車は日産車をよろしくお願いします。 画面いっぱいに兄妹だけだが、ツインリンクもてぎでのレース中の臨場感がよく伝わってくる。 |
阿部香織さん
2011年9月10日 富士スピードウェイ
SUPER GT第6戦「FUJI GT 250Km RACE」のニスモのPIT WORKの迫力を感じる1シーンです。
柿元邦彦 評 |
燃料注入マンのピンと張りつめた姿勢で、優れたNISMOのピットワーク全体が見てとれる。2011年当時は出来るだけ低い注入口が燃料速度を上げて有利だったので、この姿勢が必要で訓練のたまものである。ドライバー本山の視線がバックミラーを通して早く終わらないかなと催促している。 |
入選されたみなさま、おめでとうございます!
ご応募いただいた写真に、ご希望された監督/ドライバーのサインを入れてお送りさせていただきます。
N-BLOOD 88号では、ご応募いただいた作品全体への柿元さんによる講評もご紹介予定ですので、楽しみにお待ちください。